
今日は6月23日(土)に催される
第2回川口市芸術祭の《たたら節》のリハーサルが青木会館でありました。
民謡・二胡・三味線・尺八・大正琴・太鼓…
そしてクラシックバレエ連盟の子供達は
《たたら節》を伝承してくださる先生から直接振り付けを教えていただきました。
たたらとは何かご存知でしょうか?
簡単に言いますと・・・
鋳物に用いる足を踏んで風を送る、大きなふいごのことです。
『もののけ姫』にもたたらを踏むシーンが出てきます。(写真☝)
あっ、知っていると思われた方、多いのではないでしょうか?
今でこそ、川口の鋳物屋さんは少なくなってしまいましたが
《たたら節》は鋳物で有名だった川口の民謡です。
実を言いますと、うちの祖父は川口の本町4丁目で鋳物工場をしていました。
もちろん父も工場で働いていました。
今はちょうど川口センタービルが建っているあたりでしょうか・・・
幼い頃、暗い工場内に溶けた鉄の赤黒さや飛び散る火花に
工場内に足を踏み入れるのがとても怖かったのを覚えています。
というよりも、幼心に足を踏み入れてはならない禁制の場所だった気がします😞
私には鋳物屋さんの血が流れていること
《たたら節》を生徒達と共に習う機会を得たことでより一層自覚するようになりました。
クラシックバレエが伝統芸術ならば《たたら節》は川口の伝統芸能
どちらも人から人へと伝えていかなければならない大切なもの✨
そして文化団体連合のお年を召された方々と接することも川口をより深く知る機会となり
芸術祭に関わらせていただいていることに心から感謝の日曜日でした。